top of page
村岡研究室
研究内容
生体の重要な機能の1つに「動き」があります。
生を受けたその瞬間から、細胞は常に動き、そして細胞を構成する分子も動き続けています。
分子、細胞、そして組織のすべての構造体が常に動き、空間階層を超えたこれらの動きの集積が生命を作り出しています。
ここで、例えばタンパク質の凝集化は、タンパク質が動きを失う過程でもあります。
そしてタンパク質凝集は、様々な変性疾患の原因になります。
つまり、生命体の一部が動きを失うことは疾患につながることであり、従って、「動きを作り出す」「失われた動きを再生する」ことが、疾患治療の有効なアプローチになると考えます。
私達の研究室では、生体内で見られる「分子、細胞、組織の動き」に注目し、
1) 生体分子(タンパク質)や分子集合体(膜)を動かす機能性分子の開発
2) 細胞を動かし損傷した神経組織(脳)を機能回復する組織再生材料の開発
を行っています。
その一部は、社会実装に向けた取り組みにも展開しています。
bottom of page